「フラット35」は販売開始から人気が絶えることのないスタンダード商品です。

3年固定金利のほうが良い?



金融機関、特に独立行政法人となった住宅金融支援機構としては全期間固定金利商品の利用率が上がったほうが、機構として安定するといううがった見方ができます。

もちろん、民間の金融機関はローンの契約者数が上がればよいことなので、提携ローンであろうと独自ローンであろうと利用者が増えてくれることが望ましいはずです。

だから、全期間固定金利にこだわっていないと思います。

しかし全期間固定金利は本当にメリットが高いのでしょうか。

確かに金利という一面から見た場合、変動金利を心配する必要がありません。

しかし必ずしも得とはいえない面もあります。

たとえば全期間固定金利が現状3%前後の金利で考えた場合、1%台で借りられる3年固定のプランと考えると割高に見えます。

実際どうかというと、金利の動きが予測し辛いので試算が難しいのですが強引に計算してみることにします。

◎ 条件1 10年後金利が上昇し続ける
◎ 条件2 地方・都市銀行などで一番金利の低いローンを選択
◎ 条件3 借入額3,000万

商品
金利
月返済額
10年後返済額計
フラット35
3.15%
117,981
14,157,720
3年固定
1.15%
80,6799
12,459,948
4年目から⇒2.55%
106,264

3年固定は金利が3年ごとに1%ずつ上がるように設定したとしても10年の総返済額をみると3年固定のほうがかなり得に見えてしまいます。

現状で言うと金利が低い今、将来設計をどうするかによって全期間固定金利を選ぶべきか、変動金利を選ぶべきかを選択する時期に来たと言えます。

つまり「フラット35」との金利差があまりに大きい場合は変動や短期固定の金利ローンを選ぶほうが得策。高金利時代は『フラット35』のような固定金利はメリットが高い。

いずれにしても10年前後の景気や市場金利、年収などをよく考えて結論を出すしかないでしょう。

このコラムがそのお手伝いになればと思います。

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