住宅ローンの金利の推移をどのように考えますか。何が低金利の基準なのでしょうか。
長期的に低金利になれていると、たとえ3%でも金利の感覚が麻痺して高いと感じることもあります。
低金利が今や当たり前だという認識で住宅を購入している人も多いと思います。低金利が続いたので3%は今や高いと考えてもいいかもしれません。
数年前に住宅の競売数が一気に増えた時期がありました。
これはリーマンショックの影響も大きいのですが、一つには住宅ローンの返済ができない方が増加したのが原因でした。
リーマンショック以降の不況の影響で、失業したり賃金が減額されたりしました。
不況は続き、このことが影響して住宅の買い控えが加速すると言われています。
一方、金融機関は貸し倒れしたくないので審査を厳しくして返済能力が高い人だけに借りて欲しいと願うはずです。
この予想通り、住宅ローンの審査に通過しない人が続出しました。
金融機関の貸し渋りを見て、国は緊急経済対策を考えました。
一般サラリーマンでも融資が受けられるようにしなければ、それこそ業界(住宅販売などの)存亡の危機です。
不況だけで金利が低いわけではありませんが、現在のデフレスパイラルが影響しているのも確かです。
しかし不況だから住宅がもてない、住宅関連業界が販売できなくなれば(この業界だけではありませんが)、さらに不況は続き経済活性は行われなくなります。
そこで当時「フラット35」の金利を1%分当初10年間利子補給するという政策を打ち出しました。長期固定金利が1%下がるというのは当然大きな影響があります。
当初1%台の長期固定金利が登場し、ローンが組みにくかった人でも組めるようになりました。
不況がもたらした長期固定金利なのです。そう考えると現在の金利、高いと考えても不思議はありませんね。
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