最初のコラムでも書きましたが、皮膚は角質層で潤いを保っています。
その成分は天然保湿因子と角質細胞間脂質と皮脂の3つのうるおいです。
乾燥肌を知るには、まず肌がどのようなうるおいを持っていて、それぞれがどのような役割を果たすのかを知っておく必要があります。
それぞれがどのような働きをするのかをご説明します。
●天然保湿因子(NMFとも言います) 肌が本来持っている角質層にある天然の保湿成分です。
その成分は主にアミノ酸や尿素などで構成されて、これらが角質細胞全体を潤わせて、しっとりした肌にしています。
●角質細胞間脂質 角質細胞が120層も積み重なり、その間をセラミドを中心としたコレステロール、脂肪酸などの脂質分子と水分子が層状に並んだ多重層構造で保水しています。
これをラメラ構造と呼んでいます。
そして、この2つの場所の水分が乾燥で蒸発すると、細胞はしだいにしぼんでケラチン繊維が凝集します。
そうなると角質の弾力が失われて古い角質が残り、結果肌は厚くガサガサになって細かい亀裂ができます。
これが小ジワや目の周りのちりめんジワになります。
●皮脂 人の汗などの水分と皮脂が、アミノ酸などで乳化され弱酸性の皮脂膜を作り、皮膚が乾燥しないように肌を覆ってフタになっています。
皮脂はいわば天然のクリームなのです。