住宅ローンの金利の推移は住宅ローンを選ぶ際にとても重要です。過去の金利の推移が示すこれからの予想や住宅ローンと長期金利の関係を詳しく解説します。

過去の金利の推移が意味するもの



住宅ローンの注意点は金利がすべてではありません。

しかし金利が1%でも違うと総返済額に大きく影響します。

人によっては(借入金にもよりますが)数百万単位で違ってきます。

民間の金融機関の住宅ローンの金利を見てみましょう。

年平均なので数字は丸めています。

表1【1985年から1995年までの10年の金利】

年度

金利

上下

1985

7.6%

1986

7.1%

1987

5.6%

1988

5.5%

1990

5.7%

1991

7.1%

1992

7.9%

1993

6.4%

1994

5.3%

1995

4.1%


この後の1999年以降は2.4%となり、その後は1%台の金利になるのです。

今から考えると恐ろしい金利だった訳です。

年をまたいで1%以上の上下を繰り返しているのです。

現状のこの10年がいかに低金利かを思い知るデータです。

ピンク色のゾーンは前後年度で1%以上の金利差がある時期です。

実は1991年はバブル崩壊の年度です。

この年を境に年々金利が下がって行くわけです。

これを見ただけでは判断しきれませんが、今現在各金融機関が取り扱う商品に変動金利という商品があります。

これを選択しないほうが良いという訳ではないのですが、もし選択するならこのような場合に選択するといいと思います。

(1)返済期間が短いもの

(2)固定金利型にいつでも変更できるもの

(3)自己の持つ資金がある程度あり、いざというとき繰上げ返済して返済期間を
   かなり縮小できる人 このような方が変動金利を利用しても何かあった時抜 け
   出すことが出来るのです。

もっと実感を持っていただくために、少し試算してみます。

35年返済で3000万を借入したとします。

例えば5年ごとに0.5%ずつ金利が上がった場合はどうなるでしょうか?

先ほどの表では1%近くの差があったことを考えても若干ゆるい設定にしています。

また、細かい数字は丸めていますのでご了承ください。

表2【0.5%ずつ金利が上昇した場合の月返済額と支払総額】

期間

金利(%)

月返済額

5年ごとの合計

5年

2.5

10.7万

642万

6~10年

3.0

11.5万

690万

11~15年

3.5

12.1万

726万

16~20年

4.0

12.6万

756万

21~25年

4.5

13.0万

780万

26~30年

5.0

13.4万

804万

30~35年

5.5

13.5万

810万

総支払額

5,208万

最初の金利で支払った場合の支払総額

4,500万

差額

700万


0.5%金利が上がれば当然返済額は増えますが実はそう返済額が5200万になります。

単純に計算しても当初の金利と3.0%も差があるので当たり前ですが当初の金利2.5%で計算したとしたら4500万で済みます。

その差はなんと700万もあるのです。

これは大げさな例にしても、金利は最初の表1でもわかるように金利は年度を越えていきなり上昇したりします。

実は下がる時はじわじわ下がるのに上昇する時は一気にいくのです。

700万あったら当然老後の資金に回しますよね。

変動金利は低金利の時はいいのですが、上昇した場合は対処を講じる必要があります。

なるべくリスクを低くするためにも、変動金利は余裕のある方にお勧めします。

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