この前のコラムでバリア機能のことを少し触れました。
これをもう少し説明します。
肌の表面には善玉菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌や、悪玉菌といわれる黄色ブドウ球菌などがそれぞれバランスよく住んでいます。
健康な肌は、善玉菌が肌表面に存在し、弱酸性を保つことで、悪玉菌の住みにくい環境をつくっています。
よく弱酸性が肌には良い、といいますね。
しかし、肌がアルカリ性に傾くと、悪玉菌が増殖し、肌トラブルの引き金になります。
そして実は、肌がアルカリ側に傾いてしまうのにも、このバリア機能が関係しているのです。
バリア機能の要である皮脂は、健康な状態だと弱酸性なのですが、バリア機能が低下してくると、皮脂の状態が悪くなり、pH値が弱酸性からアルカリ側へと傾きます。
そして、悪玉菌が繁殖しやすい状態になる訳です。
そうなると、角質層はめくれて、いわゆる肌荒れに進み、アレルゲンによって赤味が出たり刺激によって化粧品がしみたりするのです。
化粧品がしみる場合は、その化粧品自体が合わないのか、化粧品によって刺激がおきているのか、そもそも化粧品に問題がなくて、肌が敏感になっているのかを判断する必要があります。
だから敏感肌の人は絶対パッチテストをしてから化粧品を試す必要があります。
敏感肌は少しの刺激も反応して、ひどくなることがあります。
だから生活スタイルも整える必要がありますが、化粧品選びは特に念入りにしてください。